第14回 リハビリ~理学療法編~

理学療法」とは歩けるようになるためのリハビリなのです。

口・手・足の内の「足」に関するリハビリテーションですね。

足の動き、歩行の練習、歩行や立ちすわりに必要な筋力トレーニング、などなど行います。

最初の方に出てきましたが、この担当の先生は女優の北川景子さんのようなすらっとした綺麗な女性でした。
キリッとしていて、それでいて大学出たてのように若々しいのですが、そんなことはなく結構何年もやってる方でした。
週2回くらいのこの時間が一番の楽しかったですね。
なぜかというと、毎度毎度、とにかく笑わせてもらっていたからです。
北川さんはとっても真面目で仕事熱心です。
でもとってもドジです。
入院してからというもの不安だらけで笑う機会なんて全くありませんでしたが、夢にまで出てきて思い出し笑いさせられたのはこの方だけでしょうか。
ある晩のこと、自分の笑い声でハッと目が覚めたのですが、そのとき6人部屋だったのですごく恥ずかしかったです。
思い出し笑いで目が覚めたというのは、人生後にも先にもこの時だけかもしれません(笑)
ま、そのエピソードはまたの機会にするとして、足のリハビリとはどんなことをするのか書いていきます。
入院してから1週間ほどたち、日に日に痺れと感覚の麻痺が強くなっており、このころには右足がどこにあるのかわからないくらいになっていました。それに加え、身体を動かすとすぐにめまいが強くなってくるので寝てばかりで、筋力も弱ってきていました。
点滴も刺しっぱなしなので、トイレに行くときは点滴台を体の支えにしながら右足を引きずるようにして移動していました。
そんな状態なのでまずは歩くときに変な癖がつかないようにきちんと歩くやり方や、杖や車椅子の使い方などを教えてもらいました。
車いすを押すならまだしも、まさか自分が車いすに乗ることになるとは思いもよりませんでした。
歩き方も教えてもらいました。普段無意識で歩いたり立ったりしてますが、改めて意識すると人間てすごく複雑な動きをしてるんですよね。
右足を1歩出すには、重心を左足にかけ、さらに右足を持ち上げ前に出すと同時に前方に重心を移動して、右足で着地し体重を支える。これを繰り返しながら歩いてるわけです。椅子に座って立つときは、上半身を前に倒し重心を前に移し、全身でバランスを取りながら両足で踏ん張って立ちます。
ロボットの2足歩行が難しいわけです。病気になってASIMOの気持ちがよくわかりました。
そんなことを意識しながら、義足のようになった足を使って自然に歩く練習をするわけです。これは退院した今も続けて意識しています。足元を見ながらだと普通に歩けます。でも歩くときって前を向いて歩きますよね?見ないで感覚のない足を動かすのはとても難しいんです。慣れない竹馬に乗って歩くといいましょうか、一輪車に乗って走るといいましょうか、とにかく自分の足ではない感覚なのです。正座した後に歩く感じが一番近いかもしれませんね。片足だけ。
それからみなさん。足が悪い時、どちらの足を先に出したらいいかわかりますか?
自分もそうだったんですが、元気な足を先に前に出していました。そして不自由な右足を引きずるように歩いていた、というか自然とそうなっちゃってたんですが、それを見て北川景子さんに指摘されました。もちろんその人の状態にもよるんでしょうが、基本的には、悪い方の足を先に出すのが正解なんです。
ちょっと歩いてみてください、と言われ病室内を歩いたのですが、なるほど確かに引きずっていた右足を先に出した方が安定しました。
「悪い方の足を残すとバランスを崩した時に転倒の危険がある。悪い方を先に出せば残った方の足で踏ん張れる」と簡単に言うとこんな感じでした。
ちょっと山登りの話を思い出し出しました。
「登る時は先に出した足下が崩れてももう片方の足で踏ん張れる。逆に、降りる時は出した足下が崩れたら体重が乗ってるのでもう戻れない。だから降りる方が難しいんだ」と著名な登山家が言っていたような気がします。
その後はリハビリのたびに筋力が衰えないように歩いたり、感覚のない足で歩く練習をしたりしました。しかし週2回のリハビリ以外は、殆どベッドで寝てばかりで、少し動くと頭がクラクラするもんですから、トイレに行く時に点滴台に寄りかかりながら室内のトイレまで5〜6歩歩いて行く程度でした。
余談ですが、点滴台って便利ですよね!
点滴って今どきは機械制御されているので普段は電気コードで繋がってますが、トイレや検査などで移動するときでもバッテリーが内蔵されてて30分程はコードレスで歩き回れるのです!
しかもタイヤが5つもついてて安定性抜群なので杖がわりにもなり、入院中ずっと愛用(?)してました。
子供達が見舞いに来た時は、点滴台で滑って遊んでましたね。あ、点滴台競争やったら面白いかもしれませんね。東京オリンピックでおじいちゃんが点滴打ちながら点滴台に乗って100m走!
・・・駄目だ、ドーピングになっちゃいますね。失礼しました。
それから何といっても花形は車いす!車いすってただ乗るだけのものだと思ってませんか?
実は座らずに押す事で歩行器の代わりになるんです。病人が車椅子を押して歩くのは変な光景ですが、これでよく歩く練習していました。
退院した今も多少不自由さが残ってて普段「杖」を使ってるのですが、ベビーカーやショッピングカートはすごく移動が楽です。簡易歩行器です。スーパー行ったら必ずショッピングカート押します(笑)
町中でおばあちゃんがゴロゴロ押しながら歩いてるカート?ちょっと欲しい今日この頃です。
あれってすごく合理的なんですよ。安定して歩けるし、疲れたら座れるし、中に荷物も入れられる!
ほら、欲しくなってきたでしょ?
デザインがね・・・若者向けに迷彩柄やヒョウ柄、キャラクターものや、限定ブラックなんてのもあっていいんじゃないでしょうか?ランドセルみたいに海外セレブが使えば流行るんじゃないかな?流行ってない?ルイビトンやグッチの本革最高級のものや、ナイキやアディダスのスポーティーなものとか出ませんかね。
・・・えーさて次回は、そんなリハビリ中の笑い話でも書きましょうかね。
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