第21回 年末のお笑いと脳圧と心電図について

2016年12月31日大みそか。

英語で言うと「ニューイヤーズイヴ」。元旦前日。
全然情緒がないですね。
大みそかの病院内とは言ってもいつも通りの日常です。病気に休日はないですからね。
まさかこんなところで年を越すとは思ってもいませんでした。ギリギリまで「2週間の入院」予定を信じていましたから。自分の中では、クリスマスに間に合うかどうかのタイミングで退院だと思っていました。「年内退院は間違いない。あとは早いか遅いかの問題だな」と考えていました。
しかし、クリスマスを過ぎて「もう少し様子を見ましょう」と言われてしまい年内退院は絶望的になりました。

様子を見ると言えば、点滴以外に身体に取り付けられているものがありました。それがワイヤレス「心電図」。とはいっても病室内にはモニターも何もありません。点滴台以外はガラーンとしたもんです。トランプケースくらいの箱が本体で、そこから赤や緑のコードが伸びていて電極というんでしょうか、先っぽをペタペタっと胸と脇腹に張り付けるのです。本体の箱は病衣のポケットにスポッと入れておくだけです。音も光も出ません。でも、これが何かの拍子に取れたり、異変を感じたりすると看護師さんが飛んできます(笑)
笑い事じゃないですね。おそらくナースセンターにモニターがあり、脈拍や血圧なんかが表示されているんだと思います。で、取れると「ピーーーー」状態になるんでしょうね。つまり心停止状態。看護師さんも、また外れたかな?と思いながらも「ひょっとしたら死んでるかも!?」・・・と思ってるかどうかはわかりませんが、心停止の可能性もあるので慌ててくるんでしょうね。ここにはそういう人ばかりが入院している病棟ですからね。
バッテリー交換以外は24時間ずっとつけっぱなしなので、たまに外れます。昼間は取れないように気を付けているんですが、夜間に寝ている間は寝返りでコードが絡まったりしてよく取れました。そのたびに起こされて付け直すので結構疲れました。

さて静まり返った大みそかの病棟。リハビリテーション科も新年2日までお休みということで北川景子先生(仮)ともしばらくお別れです。新婚初の義実家での年越しだと言っていました。仲は良好だがやはり落ち着かないようでした。
そんな静かで淋しい病院内。シーンとしていました。厳かなゆく年くる年。除夜の鐘・・・は聞こえません。
せめてテレビでもみて寂しさを紛らわせるかと、お笑い芸人のウッチャンのコント番組をみてました。
ウッチャン演じるゲスニックマガジンの記者西条のコント(10分30秒ころ)でツボにはまり、久々に大笑いしました。
それこそ、息が苦しくなるほどに。
すると・・・息が苦しくなるにつれて頭が腫れ上がるような感じがしました。
頭に血が上り、のままではヤバい」と思いました。
ちょっと痺れが強まりました。
これはまずいと思って、心を一旦静めました。そうして、せっかく一人の年末だし普段は子どもたちの喧騒でゆっくり見れたためしのない「笑ってはいけない24時」をのんびり見てみようと思いました。最後まで全部見てやるぞ!と思い見始めました。
始まって30分。最初のバス移動で断念しました。笑うたび痺れが広がり、このままじゃ死ぬ」と命の危険を感じました。
まさに「リアル笑ってはいけない」になってしまいした。笑いこっちゃない。
これのせいで少し痺れが拡大したのは内緒です。そしてすべてを諦めました。
いつもみんなが嫌がる日に夜勤を引き受ける男性の看護師さんに、「良いお年を」と挨拶しさっさと寝ました。
こんな感じで淋しく2016年は終わりました。
そんなこんなで2017年を迎えます。ではまた

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