第22回 病院で迎える初日の出とおせち料理

 ひっそりと年が明けました。
昼間も寝ていたのに、ぐっすり熟睡。気が付けば朝の回診でした。
みんなが嫌がるクリスマスイブや年末年始の夜勤を自らすすんで引き受ける男性看護師さんと、また一夜を共にしてしまいました(笑)
「あけましておめでとうございます」と病院でおめでとうはまずいかな?と思いつつも新年の挨拶を交わしました。ちなみに、みなさん普通に挨拶していました。救急病院なので、さすがに「今年もよろしく」と言っている人はいませんでしたが。できればよろしくお願いしたくないもんです。
「よく晴れてますよ。廊下の先から朝日が拝めますよ。」
と、男性看護師さんに教えてもらい、早速点滴台手すりを頼りにヨチヨチ歩いて行きました。
そこで撮った一枚。
初日の出
他にも初日の出を眺めてる患者さんがいました。彼もまた脳出血で、手術ができる部位だったようで手術を無事終えた証の坊主頭。「お互い頑張りましょう」と声をかけあい病室へ戻りました。
正月はヒマヒマ〜でした。
検査もねぇ、リハもねぇ、メシは一日三度きり、おらこんな入院いやだ〜、こんな入院いやだ〜、退院するだあ~。
勝手に退院はできません。リハとはリハビリのことです。
リハビリ自体リハビリテーションの略なんですが、病院内ではリハビリを更に省略してリハ、と言います。どんだけものぐさなんでしょう。
舞台や撮影のリハーサルもリハです。病院内で撮影するとややこしそうですね。
「リハビリの撮影シーンのリハーサル」「リハのリハ」です。
上から読んでも「りはのりは」、下から読んだら「鍼の針」かな?
そんな淋しい病院の正月、唯一癒されたのが食事でした。
おせち

「黒豆、紅白かまぼこ、出汁巻、お雑煮(もちろんモチぬき)」などがあり、お品書きに一言、

「入院生活にせめてお正月気分を味わってもらおうと心ばかりのメニューになっております。ご賞味ください。」
・・・給食のおじさん〜!ありがとう〜!
どうですこれ?これこそおもてなし!優しい気持ちになったでしょ?この頃にはだんだん食べるのがしんどくなってきてましたが、頑張って完食しました。
右手が痺れてたもんで左手やスプーンを使って食べてました。
利き腕が不自由だと大変でしょー?なんてよく言われますが、自分の場合全然へっちゃらです。
なんせ元々左利きで、子どもの頃に右手で食べるように矯正されたお陰でどっちも使えます。箸も歯磨きもどちらの手でもできますし、右手が不自由になってあらためて左手を使ってみると、ハサミ(コツがいりますが)・ボール投げ・ひげ剃りなどなど大概のことはできました。器用でよかった~♪
病気にならないのが一番ですけどね。
この辺りから転院するまでだんだん記憶があやふやになりますが、少しずつ思い出しながら書いていきます。

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