第38回 うんこの出し方おしえます

黄金のトイレ シリーズ~脳出血~
1億円の便器(イメージ)

前回うんこの出し方を忘れてしまったうっかり者ですが、その頃は毎日、1~2時間おきにトイレに行ってました。便意は定期的に来るので、慌ててゆっくり車いすに乗ってトイレに行きます。1回トイレに行くと

最低30分は座ってます。

一体どれくらい出ないうんこのために粘ってるんだろうと時間を計っていたのですが、

最高記録は50分でした。

さすがに30分超えるとおケツが痺れて感覚なくなってきます。右半身に加え、内臓も感覚ないぞう、ていう状況の自分でしたが、さすがにおケツの痺れは参りました。なので限界を感じたら部屋に帰ってました。

「おケツの体力の限界!うんこを出す気力もなえ、引退して病室にもどります!」

そんな連続でした。何がつらいかというと、これを1日何度も繰り返すこと。

 

1.便意がきます

2.あわてて車いすに乗り換えます

3.トイレに行きます

4.トイレに座りなおします

(この時点で便意がなくなってることもしばしば。。。)

5.踏ん張りたいところですが、感覚がないので、何をどうしたらいいか皆目見当もつかない

6.便意だけは感じられるので、出そうになるのをひたすら便座に座ったまま待つ

7.便意が来たら、お腹押したり、なんとなく全身に力を入れてみる

(※お医者さんからは踏ん張ると頭に血が登って血管に負荷がかかるので踏ん張っちゃだめと言われました。今度破裂したらどうなるかわからないとのこと)

8.尻に限界が来てあきらめる。

 

これが1日最低10回はきます。

 

でもでません。回診でも伝えますが、液体の下剤もなんのその。まったくでません。

身体は「出して出して、出るよ出るよ、出口まできてるよ」、と合図はくるものの、なんせ出し方、力の入れ方が分からないのでどうしようもありません。

10日ほど繰り返していると、お腹がパンパンになり、タイミングを合わせてやれば下剤の効果もあり、上から押し出されるようにヌルヌルっと落ちてきます

しかし、こんなこと繰り返してられません!!

これ以上ひどくなると、浣腸をしたり、最悪、掻き出したりするようです。

 

それだけは絶対いやーーーーー!!!!

 

と、いうことでおしっこに続きうんこ問題も深刻になってきました。あ、もちろんこの時もおしっこは脱力アへ顔で乗り切ってました。

肛門さまは力を入れれば入れようとするほど、漏らさまいとしてギュッとしまります。

ということは、仕組みは基本おしっこと同じだろうと考えたのです。

便意が来たら、便座に座ります。ここまでは先ほどの6番と同じです。そして、便意が来たら思いっきり力を・・・・

ぬきます。

それはもう便座から落ちるんじゃないかというほど力を抜きます。

顔はもちろんアへ顔です。

もうそれは体中の力という力を抜きます。足・手・首・背中・顔・・・思いつく限り力を抜きます。

ウンチ君「出るよ?こっちは準備いいよ?」

と、肛門をつんつんしてくるタイミングありますよね?

その時に脱力!・・・これがうまくはまるとするっと出てきます!

ただこれがむつかしい!

ちょっとでも肛門を意識するとキュッとしまって、せっかく出かかってたものが「さようなら~」とスッと入っちゃいます。。。

 

気持ち的には、

「ん?なんかきた?寝てるんで(脱力アへ顔中)勝手にどうぞ~。」

みたいに知らんぷりしないといけません!

ウンコに気づいたが最後、肛門が閉まって振出しに戻ります。

 

まるで男女の関係のよう追えば逃げる。気のないふりをしてるとやってくる・・・

これを体得するまでに1か月かかりました!

いやー辛かった。しかも・・・

うまくっても、もうすでに次へのカウントダウン、終わった瞬間もう新たな戦いが始まっているのです!!!

このころ頭の中は常にうんこ色でした。

「普通に食べて、普通にトイレに行って、便座に座っれスルッと出る。」

これって本当に幸せなことですよ?

小さな幸せをたくさん集めましょう。これって大事なこと。うんこおしっこも出したくても出せないなんて、ハッキリ言って拷問です

最近当たり前にできるようになって、だんだん幸福感を忘れてきていますが、今一度思い出しました。世界中で争っている人たちにこう言いたい。

「うんこってほんっとにいいもんですね~、みんなで一緒にうんこしましょう!

それではまた。

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