第44回 むりやり次男の幼稚園の発表会を見に行った話 ~杜子春編~

車椅子シリーズ~脳出血~
とっても便利で楽ちん♪
入院中にどうしても参加したい行事が3つありました。なんせ12月頭~4月末の重要イベント目白押しの時期に入院していましたからね。しかも丁度次男が年長さん。卒園です。
次男の「幼稚園の卒園式」「小学校入学式」、
そしてもう1つは「発表会」。
幼稚園の最後の発表会です
生で見たい!
お父さん、お母さんならこの気持ちわかりますよね?
どうやらピノキオをやるようです。
外出許可はすぐもらえたんですが、問題は「車いす」
もちろん病院の車いすを貸してもらえるんですが、車に積んで、移動して、園内を車いすで移動しなければなりません。
さすがに、看護師さんや、リハビリの先生が付き添ってくれるようなVIPではありません。
Very Important Person = 「超重要人物」
・・・ではないので自力で行けねばなりません。(笑)
転院して数週間。
歩行訓練も始まっていましたが、まだまだ歩行器を使いながらよちよち歩き状態
前回も話した「歩行器」に両腕で寄りかかって、身体を支えながら歩くんです。
最初は5m歩くだけで大変でした。
10m、20mと徐々に距離を伸ばし、リハ室内を1周50mくらいはがんばれば歩けるくらいにはなっていたでしょうか。
それでも、10mのインターバルを繰り返す練習がほとんどで、続けて歩くと1分ももちません
右脚の感覚はほとんどなく、強烈なめまいもあって、ヨロヨロよろめきながらですから、支えがあっても歩くのはかなりしんどいです。
インフルエンザで高熱出しながら病院に行ったことある方もいるんではないでしょうか。
感覚的にはそれに「右半身のしびれ」が加わったと思ってください。
最初は、
「こんな状態なのに歩かせるの? 鬼っ! 北川景子先生助けてっ!」
と、思っていました。
でも人間ってすごいですね。
少しずつでも練習してると、歩けるようになるんです
ずっとインフル状態でも、身体がそれに慣れてくるんです。
(こんな感じで足を出したら前に進めるぞ)とか、地面が揺れてるけどこれは気のせいだ、惑わされるな!惑わされると倒れるぞ)とか、少しずつですが考えながら1歩2歩と歩けるようになっていったんです。
これなら、段差や階段があっても、歩行と車いすでなんとかなりそうな所までになっていたのです。
いまなら、「杜子春」に出てくるの仙人の幻惑に打ち勝ち、仙人にもなることができると思います。
・・・ま、そしたら殺されちゃうんですけどね。
あの話って酷いですよね!
仙人になりたい杜子春が、仙人に「試練の間、絶対声を出しちゃだめだ」と言われ、がんばるんですが、母親が殺される幻を見せられ、思わず「お母さん」と言ってしまい仙人にはなれなかった、という話。
その後仙人が現れ、「あの時お前が声を出さなければお前を殺していた」と一言。
仙人にさせる気ないやん~!
「金田一少年の事件簿」という推理物の漫画があります。実写で映画やドラマ化もされたので見たことある方もいるんではないでしょうか。堂本くんが金田一君をやっていましたね。それの犯人視点の物語、「犯人たちの事件簿」というマンガが出てます。
主人公の犯人が、「えっそれだけでバレちゃう?そんな偶然ある?」という感じで追い詰められていく様子とか、トリック仕掛ける時の地味な作業とか、トリックのために何年も費やしたり大金を使ったり「こんなんで大丈夫かしら?」と心配したり、原作通りに犯人がトリック仕掛けようとしたら確かにそうなるよな(笑)、と思わせる犯人の隠れた苦労が描かれていて、なかなか面白いです。
「杜子春」仙人視点のお話も作ったら面白そうですね。

仙人「こいつヤバイ。すぐ根をあげると思ったら全然動揺せんやんけ!どうしよう?そうや、母ちゃん死ぬとこ見せたろ!これで参るやろ。」
杜子春「・・・・・・。」
仙人「こいつ耐えてる・・・耐えやがってる!あぁー試練に耐えたら仙人にしたるなんてテキトーなこと言ってしもたぁ~・・・そんなん無理に決まっとるやろ!気づけやっ!まさかここまで耐えるとは。もうどうしたらええかわからん〜・・・・・・こいつ殺したろ。」
杜子春・・・母さん・・・。」
仙人「んっ?んっ?いましゃべった?しゃべったよなっ?よっしゃー、やったー!勝ったでー!エイドリアーン!!」
仙人「・・・杜子春や。声を出してしまいましたね。残念ながら仙人になる願いは叶わぬ。じゃが、お前の母を想う気持ちは大切にするんじゃよ。(わし上手いこと言うなぁ)おまえが母の名を呼ばなければおまえを殺しておったところじゃ。(思わず本音が)これからも母を大切にするんじゃよ。」

こんな感じでしょうか?うろ覚えなんで間違っててもあやまりませんよ?苦情は受け付けません。ごめんなさい。
・・・とまあ、こんな感じでめまいの幻惑の中でも、多少は杖や歩行器を頼りに歩けるようになりまして、準備万端、無事に発表会当日を迎えました。
つづく

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