第61回 大人のぬりえリハビリ

絵シリーズ~脳出血~

いきなりですが、「大人の○○」てなんだかエロくないですか?

「大人のビデオ」「大人の本」「大人のおもちゃ」「大人の情事」「大人の事情」「大人の時間」「大人のぬりえ」・・・

ぬりえ

「おとなのぬりえ」とはこれのことです。これはお手本ですが、ぬりえなので枠線だけの白い紙がありまして、お手本を見ながら色鉛筆でぬりぬりしていくのです。これは作業療法という手のリハビリの時間にやるんですが、1度勧められてやったらハマってしまって、リハビリ時間外まで使って一時期毎時間のようにやっていました。

赤いリンゴですが、黄色い所があったりオレンジや朱色、黒っぽ所や白っぽい所、様々な色が使われています。葉っぱも濃い緑、薄い緑、黄色や赤っぽい所、塗れば塗るほどリアルな感じになっていきます。

思えば子どものころから絵心のなかった自分。空は青!水は水色!山は緑!と真面目なんだかバカなんだか決められたレールの上しか走れませんでした。写生大会なんかあっという間に終わってヒマしてました(笑)

しかし大人になった今ならわかります!色に決まったものないです見て感じた色を塗ればいいんです!大人の写生大会やりたい!なんか変態っぽい!

色の名前もよくないと思います。
「空色」・・・空に決まった色なんてあるんでしょうか?
「水色」・・・そもそも水に色なんてついてるんでしょうか?
「肌色」・・・世界基準でこれはよくないだろうと「薄橙(うすだいだい)」なんて言い方が作られましたが、ハッキリ言っていいずら過ぎて全く浸透していません!小学生の息子たちは普通に「肌色」と言ってます。地黒の自分や妖精ちゃんはどうなるんですか!?


余談ですが、アメリカ留学中に演劇のクラスで「メイクアップ」を受講したことがあります。いわゆる「特殊メイク」というやつです。リアルな傷をつくったり、ゾンビフェイスになってみたり、とっても楽しい授業でした。その中で毎回メイクアップ前に「どうらん」という自分の肌の色に近いものを顔の下地に塗るんです。それは自分で専門ショップ行って買うんですが、店員さんが自分の肌の色をみながら選んでくれた色の名前が、「china」・・・チャイナ!?色の名前に中国って・・・。自由の国と言われるアメリカですらこうですから、島国の日本において文化的に「肌色」と言ってもなんら問題ないかと思います。「ちびくろサンボ」?いいんじゃないっすか?他に良いネーミングあれば別ですが。


と、まあそんな真面目な子どもでしたから(笑)「自由に色を塗りなさい」という意味すらわかりませんでした。だって絵の具に○○の色って書いてあるんだもん!なのでまさか40才も過ぎてから塗り絵にハマることになるとは思いもよりませんでした。

痺れて感覚の薄い手で鉛筆を持つものですから、字を書くのもおぼつきませんでした。しかし、色塗りなら何となくできます。しかも色を重ねて塗れるので「失敗する」ということがありません。むしろ重ねれば重ねるほどリアルな感じになってきます。ただお手本通りに重ね塗りしただけですが、出来上がりを見ると「え、プロ?自分才能あるんじゃない!?」と勘違いをするほどの出来栄え。もちろん輪郭線だけはリアルに描かれてあるので当然です。まさしく「大人のぬりえ」だと納得してしまいました。エロいなんて言ってすみません。退院してからも何度か年長さんの三男と一緒に果物の塗り絵をやってみたんですが、園児にはイマイチ理解してもらえませんでした・・・。そんな中、長男が突然開眼しました。

大きな木
単色ベタ塗りしかできなかった自分のこどもとはとても・・・しかも何も見ないで想像で描いたそうです。

蝶
なにこの色遣いと筆遣い??自分には絶対こんな絵は描けません。「蝶」というお題で描いた絵。

絵
などと感心しているうちに県内の美術展で「特選」という最高の賞をもらってきてしまいました!題名「コロコロかんらんしゃで竜宮城へ」・・・なんとも独創的な。なんでも小学3年生の教科書に載る最終選考の2作品に残ったとか。。末恐ろしい・・・いや誉れ高いことです。瓢箪から駒とはこのことですな。すくすく育ってほしいもんです。

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