留学に必要な準備

留学

留学先が決まったら連絡をします。今だとEメールやHPから連絡できるんでしょうが、1995年当時はまだEメールやインターネットどころか、パソコン自体も一般的ではありませんでした。なので連絡手段は「手紙」です。アナログ!当時家にあった「ワープロ」で打ちました。ワープロとはワードプロセッサーの略で文章を書くためだけの機械です。見た目はキーボードに小さい液晶画面が付いたもの。インクリボンもついていてプリントアウトもできます。ただし文字のみ!「word」というか「メモ帳」の機能だけ取り出した機械です。こんなの↓

目指すは全米最安(?)の州立大学。「月刊留学ジャーナル」の情報を頼りにその大学に手紙を出しました。所謂エアメールですね。「入学したい」と拙い英語で書きました。そして待つこと2週間(!)。ようやっと返事がきました。付属の英語学校があるのでまずはそこに入りなさいという簡単な手紙と、残高証明書高校の成績証明書を送るように指示がありました。まだまだ留学が身近でなかったころの話。最初英文の”Bank statement”の意味が分からず困りました。インターネットもない時代、ググることもできません。辞書で調べると「財政能力証明書」と出てきました。地元の銀行に行って窓口で相談すると別室へ案内されました。学校に提出する書類だから言えばわかるだろうと思っていたのですが、やたら待たされました。なんだかややこしいことになってる感じでした。やがて年配のスーツの男性が出てきて「お待たせいたしました。えー残念ながら当方ではお客様の財政能力を証明することは難しく・・・」

この人は何を言ってるんだろう?

学校に提出する書類だと言っても田舎の銀行では意味が通じません。そもそも日本の学校ではそんな書類必要ないのでしょう。結局、今現在の預貯金残高の証明書を出してもらいました。

はい。「残高証明書」でよかったのです。(笑)

アメリカ人は今現在の持ち金がわかればそれでいいのです。たとえ、一時的に借りたり掻き集めたりした残高でも気にしません。意味あるんでしょうか??

その後、大検に連絡して英文の成績証明書を送ってもらい書類は無事そろいました。こちらはそういった依頼はそれなりにあるんでしょうね。アメリカの大学に提出する書類だというとすぐわかってくれました。それらを再度送り待つこと2週間・・・

「入学を許可するのでいらっしゃい」と簡単なメッセージと「I-20」という就学ビザに関する書類が入っていました。

そう。四国から出るには「パスポート」がいるのです!これも今ほど便利ではなく、町役場→市役所→パスポートセンターとたらいまわしにされました。これも1週間ほどかかったかな。あとはビザのみです。大阪にアメリカ領事館があるのでそこで許可を取りなさいと言われ、日帰りで高速バスに乗り行ってきました。どこをどう行ったのか覚えていませんが、今のようにスマホもパソコンもケータイすらない時代。地図を見ながら人に聞くという最新の方法でなんとか辿り着きました。

初めての外国。入る時に身体検査されるんですね。ビビりました。そして大学の書類を見せ、就学ビザが欲しいと伝えたところ、「事前に電話予約して来てもらわないと困る。普通は旅行会社なり学校なりで申請にくるもの。でも田舎からわざわざ日帰りで来た、という努力に免じて今回だけはビザを出しましょう」ということになりました。話せばわかる(笑)。行きも帰りも自力で片道切符で留学したので正攻法は今でもよくわかりませんが、当時は考えるよりも先に行動してました。当時の行動力に我ながら感心します。

ビザも整い、あとは英語学校の入学に合わせて5月に飛行機に乗るだけでした。航空券だけは海外出張に慣れてる叔父に頼みました。当時はLCCなんてものもなかったので片道10万円近くしていました。そんなある日ニュースで見るのです。1995年4月19日オクラホマシティで爆破事件が起きたのです。

「あ、、、ここ来月行くとこや・・・」

こんな衝撃あるでしょうか?爆破の衝撃でビルが縦に半分になっている映像でした。連邦ビルといって所謂市役所や政府の機関が入ったビルです。逆恨みをした犯人がトラックいっぱいの爆薬をビルの前で爆発させ、子供19人を含む168人が死亡、800人以上が負傷したという、2001年ニューヨークの同時多発テロが起きるまでは「戦後最悪のテロ」と言われた事件が留学直前に起きたのです。みんなに心配されました。

「すごいところに行くことになったな・・・手続きが早かったら俺もそこにいたかも・・・」

現地で話を聞くと、留学生の窓口もそのビルに入っていたそうで、「前日そこに行ってた」とか、何キロも離れたアパートのデカい冷蔵庫が倒れそうなくらい揺れた」とか「窓が割れそうなくらいの衝撃があった」とか地震とはまた違った衝撃があったそうです。

そんなこんなで留学の準備を終え、あとは不安を抱えながら出発を待つだけになったのです。

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