第64回 ふきもどすリハビリ

リハビリの部位によってやり方はいろいろあります。足腰はとにかく歩いて、立って座っての筋トレが主になります。手に関しては最初は指先の運動から始まって、摘まんだり掴んだり。それができるようになると、持って投げてと、より運動量が増していきます。顔と口周りのリハビリが一番いろんなことをしました。顔の体操、ベロの運動、発声、これらは毎日やります。病室でも朝晩一人で自主トレしました。そんな中でも面白いリハビリが「吹き戻し」です。

知ってますか?「吹き戻し」。「ふきもどし」というのが正式名称です。それが何かというと・・・これ

いわゆる「ピロピロ」。小さな子が縁日なんかで「ピーヒョロロ~、ピーヒョロロ~」と伸ばしたり縮めたりしてる、アレです。

ある日妖精ちゃんが「今日はコレやってみましょう」と出してきたのです。これは医療用、介護用品、健康用品として売られているもので、リハビリでも使います。一般の物と何が違うかというと、強度です。玩具のものと比べるとかなり吹く力が必要になっています。メーカーにもよりますが、レベルが3段階あって、やる人の体力によって選べるようになっています。自分は最初レベル2を試したんですが、かなりきつくて頭がクラクラしたのでレベル1に変えてもらって「ピーヒョロロ~、ピーヒョロロ~」と吹いてました。初めは10回を1セット。慣れてきたら2セット、3セット、そしてレベルアップを繰り返します。強めに吹くことにより、口周り、横隔膜の筋力アップにつながり、呼吸やしゃべるのもだんだん楽になってきます

リハビリ中はだいたい鏡を見て、できてるかどうか自分の姿を確認しながらやるんですが、いい年したおっさんがピーヒョロピーヒョロやってるのはなんとも間抜けな感じでした。こういった口をつける物は基本的になんでも使い捨てでが、なんだかもったいないので名前を書いてもらって袋に入れて持ち歩いてました。マイピロピロです(笑)
妖精ちゃんがお手本でやって見せてくれたピロピロはごみ箱に直行でした。でも変態じゃないので「そのピロピロが欲しい」なんて言ってませんよ?あたりまえじゃないですか。そんなことみじんも思ってませんよ。ほんとですって!ちょっとだけです!

そんな「マイピロピロ」を病室やリハ室までの行き帰りでやってると、「何やってるんですか(笑)」とみんな笑顔になるので調子に乗ってやりすぎて、あとになって頭くらくらして寝込んでました。

けっこう口周りや呼吸鍛えられるのでいいですよ~みなさんもやってみてください。童心に帰ってついついやっちゃいます。風船ふくらませるのもいいですし、「吹き戻し」もなかなか楽しいもんですよ。楽しみながら鍛えられます♪おためしあれ

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