第65回 ぐるぐる書き書きリハビリ

入院中は右手がしびれていて感覚が全くなくなっていました。なので物を持ったり、字を書いたりがうまくできなかったのです。そこでエンピツを持って書く練習もしました。脳卒中や怪我などのリハビリでもよく使われるようで、ちゃんと専用の練習用紙がありました。

「ぐるぐるうずまき」(右巻き・左巻き)、「ぐるぐる四角うずまき」(右巻き・左巻き・外から内・内から外)、「ジグザグ」、「ぐねぐねへび」、「横線」、「縦線」、「斜め線」(右ななめ・左ななめ)、など例題があってその下に何回も書けるようにマス目がずらっと並んでいます。そこに繰り返し書いていきます。

一番難しかったのは「ぐるぐるうずまき」ですね。手先が震えるので隣の線に触れないように続けて書くのは集中力もいるし、なによりどうすれば思いどおりに自分の手が動かせるのかがわかりません。病気になるまで当たり前のように無意識に書いていた「字」。子どもが初めて書いた字のようでした。みみずが這ったような字というんでしょうか、線はぐねぐねで何を書いてあるのかすらわかりません。試しに左手で書いてみると、まだ読める字で書けていました(笑)。

歯磨き・髭剃り・お箸・はさみ・輪投げ・ボール投げ、など大抵の事はやってみると案外左手でもできましたが、字だけは難しいと感じました。というのも「字」は右手で書くように考えられているからです。縦線は大丈夫です。しかし左手で横線を書き順どおりに書くとエンピツを押すことになります。押しながら真っ直ぐ線を引くのはかなり難しいです。慣れなのかもしれませんが、左利きの人はかなり苦労したんじゃないでしょうか。線は奥から手前に引っ張って書くものなんですよね。なので左手で書くときは「鏡文字」といわれる左右反転した字の方が書きやすいです。

モナリザで有名なレオナルド・ダ・ヴィンチも左利きでした。彼は芸術家であり、哲学者でもあり、様々な発明や機械の設計図なども書いていました。その残された手稿は全て「鏡文字」で書かれているのです。これは秘密保持のためだとか、他人に簡単に読まれないためだとか、いろいろ言われていますが、自分が思うのは単純に「書きやすかったから」じゃないでしょうか。書くのは書きやすくても、読みにくいですよね。でも天才は普通の人とは脳の作りが違うのです!(根拠なし)自分が分かればいいので書きやすいように書いてたんだろうと思います。

そこで自分も鏡文字に・・・とはなりませんでした。だって書くときって人に対するメモやハガキや手紙だから読めないと意味ないからです!今このブログもそうですが、長い文章なんかはもちろんキーボードです。目でしっかり見てポチポチ押さないとすぐ打ち間違えます。しっかり見てても打ち間違えますけど(笑)左手は以前のままなので左右の打つタイミングが合わず非常にもやもやします。左手に合わせて右手を動かそうとすると打ち間違えだらけで余計に時間がかかります。

現在、書く字はリハビリのかいあって、幼稚園児から小学4年生くらいにレベルアップしました。やればできるもんです。小学校卒業できるようにがんばります。下半身だけは立派な大人です。無駄に(笑)

字や「ぐるぐる」を書く練習は正直すぐ飽きます。そこで、同じ書くなら「描いても」いいんじゃないかと思って「ぐるぐる」を書く練習帳のマス目に落書きをしていました。リハビリの先生とか看護師さんの「似顔絵」を描いて遊んでたんです。それが意外と好評でみんなの似顔絵を小さなマス目に書いては「これ誰でしょう?」なんてみんなに見せて楽しんでました。あれって癖のない顔の人って難しいですね。妖精ちゃんは特徴的なので得意でしたね。本人に見せたらちょっとムッとしてました。

「この一人だけ黒いのは誰ですか?(怒)」

・・・それもいい思い出ですね。そのうち似顔絵も披露します。

↓みんなに見てもらえるようにクリック応援を♪
ブログランキング・にほんブログ村へPVアクセスランキング にほんブログ村
↓みんなに見てもらえるようにクリック応援を♪
ブログランキング・にほんブログ村へPVアクセスランキング にほんブログ村
シリーズ~脳出血~
病気の参考、気晴らしになれば幸いです♪
TAKAAKiをフォローする
たかあきブログ~4児の元劇団員パパ闘病記

コメント

タイトルとURLをコピーしました