アメリカ入国~国内移動

ルート66留学

片道切符でアメリカ留学、初めての海外、しかも英語がわからない。そんな状態でのまさかのフライト乗り継ぎ失敗。巨大ターミナルを徒歩で自力で移動しようとしたのが敗因です。その当時の自分には英語で行き方を聞く勇気はなかったです。ようやっと辿り着いた乗り継ぎゲートでチケットを提示すると、あきれたような、困ったような顔をされました。どうやら飛行機は行ってしまったと言ってる様子。指さす先にあるカウンターに行き待たされました。大柄の色白なおばさんが電話したり、パソコン叩いたりしています。(ほんとに平手で叩いてるわけじゃありません)初めての海外。異国の地で頼るものもなく、一人っきりで言葉もわからず、飛行機は荷物だけ載せて行ってしまい、一体これからどうなるんだろう?と不安な中、あまりの出来事に現実味もなくどこか他人事のように感じながらぼんやりしていました。

(参ったなー、どうしよう。そういえば英語学校から迎え行くって言ってたっけ?連絡したいけど、まぁどうしようもないな。それにしても広いなぁ・・・)

そんなことを考えていました。今だとスマホやメールですぐ連絡できるんでしょうが、なんせWindowsも出たばかりでまだまだ一般的でないこの時代、ケータイどころか、たとえ空港でもパソコンすらありません。たしか日本ではポケベルが流行っていたんじゃないでしょうか。もうお手上げです。

空港の窓から見える駐機場の先には草木も生えない茶色い荒野がどこまでも広がり、日本では見たこともない見渡す限りの地平線がずーっとのびていました。不安な反面、改めてここは日本じゃないんだ、と初めての海外に魅入っていました。

しばらくすると、カウンターに呼ばれて早口にまくしたてられました。半笑いの笑顔で(ん?ん?ん?)と圧倒されていると、あっち行けあっち行けとしきりに指をさしています。チケットを返され指さす方向に進むと階段がありました。振り返ると、カウンターの大柄なおばさんがウンウンとうなずいています。促されるままに降りていくとそこは茶色いベンチがずらっと並ぶガラス張りの待合室でした。行き先が書かれたバスが次々と停まり、人々が乗り込んでいきます。そう、バス乗り場でした。

(あっちゃー、高速バスで行けってことか・・・隣りの州とは言え何時間かかるんだろ・・・)

まさに絶望です。待ちぼうけをくらった、会ったこともない英語学校の大柄の女性の顔が浮かんだ気がしました。ほんとうに弱りました。しかし他に方法もなく、言われたとおりにするしかありませんでした。

それにしてもいろんな行先のバスが次々来るんでどれに乗ったらいいのかもわかりません。キョロキョロしているとベンチに腰かけた白髪の小柄な色白のおばあちゃんがこちらを見て手招きをしています。「どうしたの?」言葉はわからなくても気持ちは通じます。チケットを見せて、覚えたばかりの「オー↑クラホー↑マシティ」を言うと、うんうんとうなずき、「乗るバスが来たら教えてあげるからここに座ってなさい」と言った気がしました。おばあちゃんはエスパーだったのかもしれません。(国は違えどもやっぱりおばあちゃんはやさしいな)と渡米して初めて人の優しさに触れた瞬間でした。まだ初日ですけど。

何か話しかけてくるわけでもなく、すべてを分かっているかのような顔をしたおばあちゃんでした。しばらく待っていると「これこれ、このバスよ。気を付けて行ってらっしゃい。」と、またもや心に直接語り掛けてきました。サンキューベリマッチョ、とお礼を言いバスに乗り込み手を振りました。心の通じ合いって大切ですね。みんながこんなおばあちゃんだったら世界はきっと平和になるでしょうね。すぐ絶滅しちゃいますけど。

(さあ、いよいよこれから長いバスの旅の始まりだ。こうなってしまったのはもうしょうがない。気分を変えて、せっかくだから景色だけでも楽しんでやろう)

・・・ブーっと出発したバスは2~3分走ると駐機場に入って行き、飛行機の横に停まりました。
飛行機に乗るためのバスでした。
なんとオクラホマ行きの次の便の席を取ってくれていたのです!自己責任ですし、悪天候や航空機のトラブルでもないので、ふつう新たに購入や追加料金が発生すると思うんですが何も取られませんでした。言葉もわからない外人だし、厄介ごとはさっさと片づけたいと思ったんでしょうか?アメリカ人はそういうところあります。

こんな感じで国内移動を楽しむ余裕もなく、それでもなんとか目的地に着いたのでした。人生なんとかなる!遅れること約2時間、英語学校の先生は何を思って待っていたんでしょうか?つづく。

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